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2006年09月22日

シャロム行ってきましたパート3

帰路に着こうと思いはじめたのは4時半くらいでしたが、まだ明るく、途中で2匹のイワナを釣りあげて足取りも軽かったのですが。。。

「少し遡行すれば、また林道沿いの沢に合流するから、そこで林道に出て戻ろう」と思っていましたが、一向に沢に合流しません。

「何だかおかしいなぁ」そう思いながらも遡行します。
しかし一向に林道に出られる気配はありません。

「こうなったら、斜面を登ってショートカットしてみよう」歩いてきた沢は山肌に挟まれた谷状になっています。ガレ場の斜面を登りはじめますが、開けた場所が見えてきません。足場も悪く、疲れも蓄積し、息が上がります。
空を見上げます。段々と暗くなってきました。

「やばいっ、このまま暗くなったら帰れなくなる」
\(゜ロ\)(/ロ゜)/


いよいよ焦ってきます。時計を見ると5時半を回っています。山の斜面に立ちつくししばらく考えます。
「このまま遡行して車道に出られれば、一番早く帰れるだろう。でも、もしここが枝沢だったら。。。」

結局一番確実に帰る方法を選択しました。
「来た道を戻ろう」しかし時間がないっ!

ガレ場の斜面を降りて行きますが、疲れと焦りが急いでいる足のコントロールを乱します。
そして何度もズルズルとおしりから滑ってしまいました。

「秋の日はつるべ落とし」闇の世界が近づいてきます。来た道は分かりきっています。迷うことはありません。ですが、暗くなると動けなくなります。今日は曇り。夜になったら何も見えないでしょう。気持ちは更に焦ります。とりあえず、手持ちのライトを着けます。
シャロム行ってきましたパート3

たいした光量ではありませが、それでも照らせば明るい。ないよりは幾分もましです。そして、念のため落っことしそうなものをベストにしまいます。偏光グラス、フライパッチ、など。そして、緊急用に持っていたホイッスルを取り出し、「僕はここだよ~、ピッピッ」と吹きはじめました。

足元はいよいよ見えなくなってきました。こんな時は、いろんなことを考えますね。
「暗くなって動き回るより、今日はあきらめてここで一泊しようか」
「早く帰らないと、捜索隊が出てしまうかも。そんな迷惑はかけられない」
「私有地で遭難なんて。。。」
「とにかく早く帰ることが大事。竿もベストも置いて、身軽になって早く帰ったほうが良いのでは。。。(←かなり切羽詰っていることがお分かりいただけますか)竿もベストもまた明日とりに来れば良いじゃないか」
「遭難となったら、嫁さん呼ばれるのか?でも今日は古代の湯(自宅近所の温泉&サウナ)に行っているから連絡つかないぞ。連絡ついてもどうやってここまでくるんだ?」
「明日のお祭りどうしよう」
気分はすっかり遭難者でした。本当に心細かったですよ。

疲れと焦りと暗さで何度もコケました。一番恐かったのは、沢に掛かった木の梯子状の橋でツルッとコケたことです。橋から水面までは2mくらいはあったでしょうか。たまたまうまく橋の上でしりもちがつけたけど、少し間違えば本当に危なかった(>_<)もし頭から落ちたら。。。その後はしばらくはその恐怖感でひざが笑っちゃって、梯子で足が前に出ませんでした。

そして、完全に暗くなる少し前、ついにうっすらと白い線を発見しました。林道のガードレールでした!

感激です!助かりました!時計を見ると7時15分前くらいでした。
沢を横切り林道に出ようとすると「ん??」水没です。どこか穴でも開いてしまったようです。
「仕方がないか」ところが、あとで見たところ、こんなでした。
シャロム行ってきましたパート3

林道で帰る途中、心配して探しに来てくれた管理人さんに会い、車に乗せてもらいました。
結局、たけちんは知らぬ間に枝沢に入ってしまっていたのです。(シャロムの規則違反です)
管理人さん、ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでした。m(__)m

今回は、枝沢に迷い込んでしまったわけですが、もっと早く気がつくべきだと大いに反省しています。
何故か完全な思い込みをしていました。沢は途中で分かれ、また合流するんだと。
それに加えて、もっと早く退溪を目指すべきだったのでしょう。少なくとも、分かれたところには初めて入ったのですから。いつも釣りに夢中になっちゃうんですが、もっと回りを良く見るようにしなければ行けませんね。

念のため断っておきますが、シャロムの森は、普通の注意力を持って規則を守っていれば、今回のたけちんのようなプチ遭難にはなりません。ルールを守って、釣りをしましょう。

帰りにいただいたカステラがウマかったです。(T_T)←泣ける味でした。

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Posted by たけちん at 00:42│Comments(9)釣行
この記事へのコメント
あらら、危なかったですね。
管理だから良かったですけど、気を付けて下さいね。因みに源流や山菜採りに入る時はGPSと方位磁石を持って入っています。車の位置さへ記憶させておけば何とかなります。一度だけ木登りして位置確認したことあります。深い藪だとGPSも意味がないので!
Posted by try at 2006年09月22日 08:00
こんにちは。
私が帰る6時15分に、管理人さんが車で上に向かいましたから、
かなり奥まで行かれてて、大変なことになっていたのですね。
でも、ウェーダーが破けただけで、ご無事でなによりでした。
私も佐藤さんに、シャロムで熊に会った、という話を聞いてから、
シャロムといえども自然を甘く見てはいけない、と気を引締めました。
佐藤さんのブログにあったコメント、
「渓流を歩くときは、林道へ上がれそうな箇所のチェック、雲の動き、
 水量の変化等、いざというときのことを考えつつ、あらゆる変化に
 対して常に注意していましょう。それが渓流釣りの基本です。」
という言葉を、お互い肝に銘じ、楽しい釣りをしましょう。
私も今度は、まだ入っていない左沢上流部に挑戦しようと
思っていますので、枝沢に迷い込まないように気をつけます。
Posted by Kaz-Man at 2006年09月22日 12:42
あれま、恐かったでしょうね。
でも、良い経験ですので次に生かして下さい!(^^)v

おいらも初めての渓に友人と目印のない所から強引に入渓しましたが
友人はそこに目印を置いて脱渓の時に迷わないようにしました。
こうでもしなければ判らなくなりますからね(^^;
Posted by おやぢ@発熱中(^^; at 2006年09月22日 14:58
こんばんは。

捜索願が出されなくてなによりです。
私も釣りに夢中になっちゃう質なもんで、他人事ではないです(汗
Posted by みかん at 2006年09月22日 20:58
こんばんは、たけちんさん。

大変でしたね、夕方は怖いですね。

一人だし、やはり危機的状況になると弱気

になりますかね、わたしもイカ釣り(夜釣り)

に行って大雨で道に迷い遭難しそうに

なりました、無事でよかった。。。。。
Posted by 山おやじ at 2006年09月22日 22:18
 まさに、暗闇の恐怖っすね(+_+)・・・

 暗くなると、気持ちが焦ってしまいます(経験者っす;

 小生は、9月以降は、ヘッドライトを持参してます。(光量のあるヤツ)
 
Posted by きょん(^^ゞ at 2006年09月22日 22:36
怖いっすねー。
私も常にライトはベストの背中のポケットにしのばせてます。
ライトは大事ですから値段よりもしっかりとしたものを選んだほうが良いと思います。
お気に入りありがとうございました。
小生も追加させていただきました。
Posted by narukawa119 at 2006年09月23日 00:06
こんばんは、はじめまして

ひとりぼっちの山の中は怖いですよね。
ほんとに無事に帰れてよかったです。
たまに、捜索とかで出動したりしますが
捜索してる方も怖いものです。

あと真夜中すぎのライトの乱光は、かえって獣を刺激することになりますので、気をつけてください。(なぜか焚き火は良いみたいですけど)
Posted by hajihadu at 2006年09月23日 00:21
try さん、こんにちは。

今回は、沢沿いに戻れば間違いなく帰れると分かっていたのですが、それでも大変恐い思いをしました。
帰り道が分からないとなったら更に恐いでしょう。
源流に入るときにはGPSと方位磁石は持つべきかもしれませんね。持っているだけでも安心できそうだし。


Kaz-Man さん、こんにちは。

帰りにKaz-Manさんとお会いできることを楽しみにしていたのですが、こんなことになっていました。

佐藤成史さんのコメントには納得させられますね。今回はもっと冷静に状況を判断すべきでした。

安全に留意して、楽しい釣りを心がけます。


おやぢさん、こんにちは。

今回の恐い思いを「良い経験」として今後も注意していきます。


みかんさん、こんにちは。

地元の印半纏姿の方々が、沢を登ってくる映像が頭の中で浮かびまして、やばいと思いましたよ。


山おやじさん、こんにちは。

今回本当に気弱になりましたねぇ。
そんな時こそ冷静に平常心で対処することが大切なんだろうと今更改めて思っています。
山おやじさんも無事で何よりでしたね。


きょんさん、こんにちは。

もう少し光量の大きいライトを持ち歩こうと思ってます。
迫りくる闇って本当に恐かったですから。


narukawa119さん、いらっしゃいませ。

値段よりも品質優先ですよね。いざ使おうとしても点灯しないんじゃあ何の役にも立ちませんからね。


hajihaduさん、いらっしゃいませ。

なんと、捜索に出られているんですか!
お手を煩わせないように十分注意いたします。

今度、私のような素人向けにご経験をぜひぜひレクチャーしてください。
Posted by たけちん at 2006年09月23日 15:38
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