最後は忍野 番外編(ええ話やなぁ~)
先日の忍野釣行の番外編です。
というか、実はこっちの方がメインになっちゃったかもしれませんが。
忍野最後の日の、たけしくんと
Kさんのお話。たけしくんにとっては運命の出会いだったかも。
この日は、フライショップ
Rocksの関係者?で、モンタナでフィッシングガイドをされているKさんがニューロッドのテスト目的のロッドビルダー・
I坂さんと参加されていました。
この二人は、たけちん達3人より少し前にお魚公園駐車場に到着し、準備をしていたそうです。そこへ、見知らぬ親子連れが声をかけました。「すいませ~ん」
Kさんは「???」となりましたが、そのお父さんが「初めてなんですが、どうやればいいんですか」と真新しいフライリールとバッキングラインを手に持って来たそうです。Kさんビックリ。何でも、お父さんではなくて、息子さんが今回初めてフライをするそうなのです。先日、初めてのルアーでヤマメを釣り、「今度はフライ!」に。この息子さんがたけしくん。小学校の3、4年生ぐらい?でしょうか。
たけしくん、ラッキーでした。お父さんが話しかけたのが、プロのガイドでしたから。大当たりです。もしたけちんに話しかけても「あー、それいつも店でやってもらってるし」とか「本がないから良く分からん」となります。(オーラが違うから話しかけないか)
で、Kさんはセッティングしてあげることになりました。親子の車の中に「Naturum」の文字の箱がチラッと見えました。
セッティングが完了し、自衛隊橋のすぐ下流に入りましたが、Kさんはたけしくんが気になり、そこでフライ教室が始まります。そして、フライ教室は、途中、中断しながらも、結局夕方まで続いたのです。たけちんも少し教えましたが、たけしくんとても素直で清清しい少年でしたよ。
午後からイブニングまで、我々は、S字手前で釣りをしていましたが、なかなかシビア。ライズはしているのですがかなり小さいものを食っているようです。また、フライにも反応するのですが、「ジーッ」ト見て「プイッ」と反転して行きます。Kさんの今日の目的は、たけしくんに釣らせることに変わっていたようです。Kさんのフライを惜しげもなくチェンジしていきます。「そのフライほしいなぁ」チラ見する大人げないたけちん。
そして、とうとうその時はやってきました。たけちんがちびヤマメを釣って喜んでいるとき、「きたっ」とたけしくん。やりました。このシビアな忍野で25cmのきれいなヤマメです。今日はじめてフライロッドを握ったたけしくん。ちゃんと自分であわせて釣れたんです。たけちんも含め一同大喜びです。おとうさんも大喜び。Kさんには特に感謝をされていました。
釣り終えて、たけしくんとおとうさんが、丁重にお礼を言いつつ帰っていきました。この日は、たけしくんにとって思い出に残る一日だったに違いありません。初めてのフライ、初めての忍野、初めてのヤマメ。Kさんのフライ教室で、たった1日で、多くのこと吸収し、上達しました。
今年の忍野最終日、たけちんも気持ちよく、締めくくることができました。
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